ピット1 ピットイン。
ピット作業。
問題の地割れ、小さな谷?で起こした後です。
至急、応急処置です。
タイムアウトにより、レスキュー。
BAJA1000 2014 TEAM GEOLANDAR!
リアルタイムレポート♪ 完結編。
今回のBAJA1000は4輪部門が2輪バイク部門との干渉を防ぐ目的の為に、
スタート時間が大幅にずらされ、正午からのスタートとなりました。
もちろん一番人気で速いクラスのトロフィートラッククラスからのスタートです。
クラス7のチームジオランダーは約2時間遅れのスタートで、例年通りであれば日の出と同時のスタートなんですが、この遅れが最後まで問題となり結果に響いてしまいました。
最初のピットインがレースマイル160マイル地点。実はこの時点で真っ暗闇。
レースカーは自らのフォグランプを頼りに走行するしかありません。
最初のピットインではクルーから要望のあった、オーバーヒート対策を施し順調にピットアウト。
次に最初の問題が発生。次のピット地点の通称「BAJA ピット」と呼ばれる共同ピット。
この共同ピットを使用しこの地点は燃料給油を行う予定だったのが、この共同ピットが見つからない。という自体が発生。
燃料給油が出来ない自体が起こってしまいました。
かなり探し回ったのですが見当たらないので、そこで数マイル進んだ地点で僕らと合流。
急遽そこで燃料給油を行う事に。
メカニック達は次のピットイン地点に向かっている間にクルー達からのSOSの連絡が・・・。
前走車の巻き上げた砂埃の影響。
更に追い打ちをかけるように道路の左側に止まっていた車輌。
スタート時刻の遅れの影響で通常は明るいのに辺りは真っ暗闇。
共同ピットが無い事による予定外の地点での燃料給油ロス。
これらの事全てが関与し、レースコースが2メーターほどの道幅に狭くなっている地点で、
前方視界の不良からコースアウト。
地割れ?谷?のような車が丸一台落ちても屋根が見えない位の深い溝に落ちてしまい転倒。
まさかの事態に陥ってしまいました。
クルーに聞くと先に1台落ちていたレースカーをレスキューするために、
レスキュー車がたまたまその道幅の狭くなっている地点の左側に停車していたのです。
当然、前走車の巻き上げた砂埃で視界が悪くなっている所に、左側に障害物。
もちろん通常判断では右側に寄ります。
その瞬間、そこの地点だけ道幅が狭くなっており、そのまま地割れに真っ逆さま。
不運としか言いようがありません。
ただ、チームジオランダーは諦めませんでした。
とても狭い地割れの中で牽引ロープを使用し横転車を通常状態に。
その地割れの中で、オイル補給やホース修理。メンテナンスを行い走行可能なまでに・・・。
そこから別ルートで通常レースコースまで引き上げたのちに、フロントガラスが割れてしまったので外し、
ボディカウル等の補修。何とかレースに復帰出来るまでに仕上げました。
ここでメカニック達はとりあえず一安心となりました。
しかし、またその100マイル後の地点からSOSの連絡が・・・。
次はリア周りからの異音発生とのこと・・・。
色々と点検していくと、リアデフのリングギアの破損が確認でき、
スペアパーツがあったのですが、交換してから次のチェックポイントまでを、かなり速めのペースで走行したとしても間に合わない事が判明。
タイムオーバーとなってしまう事となってしまいました。
レースとは本当に何が起こるかわからなく、それがおもしろさの1つですが、
今回は本当に不運続きとなってしまい、とても残念な結果となってしまいました。
今回、NEWマシンでとても充実したデータ取りが出来ましたので、
是非とも来年のチャレンジに期待したいと思っておりますし、
そのお手伝いが出来ればと思っております。
今回でBAJA1000 2014。参戦レポートを終了とさせて頂きます。
会社に不在の間、ご迷惑をお掛けした皆様に感謝申し上げます。